当社グループの経営成績、株価、財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。
なお、文中における将来に関する事項は、平成30年6月26日現在において当社グループが判断したものであります。


①民間設備投資額とリース設備投資額の動向について
わが国においてリース取引は、企業が設備投資を行う際の調達手段のひとつとして広く利用されております。
民間設備投資額とリース設備投資額の動向はほぼ同一基調で推移してきており、リース設備投資額は企業の設
備投資動向に影響を受けるものと考えられます。
当社グループの契約実行高と民間設備投資額及びリース設備投資額の推移は、必ずしも一致しておりません
が、民間設備投資額及びリース設備投資額が大幅に減少した場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性
があります。

 

②金利リスク及び調達環境の変化による影響について
リース料・賦払金は契約時の金利水準に基づき大宗が定額収入でありますが、有利子負債には変動金利が含ま
れているため売上原価の一部である資金原価は変動いたします。したがって、金利変動が当社グループの業績に
影響を与える可能性があります。また、固定金利による有利子負債の比重を高めると金利変動の影響を低くする
ことが可能となりますが、一般的に固定金利は変動金利に比して高いため粗利益が縮小する場合があり、固定金
利と変動金利の有利子負債の比重及び構成比が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
こうした金利リスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を利用しております。具体的には、ALM(資産負
債の統合管理)の手法によるマッチング比率(固定・変動利回りの資産に対して固定・変動金利の負債・デリバ
ティブを割り当てることにより、資産のうち金利リスクを負っていない部分の割合)の管理を行っております。
よって金利リスクを負う部分については、市場金利の変動によって当社グループの業績に影響を与える可能性が
あります。
なお、当社グループの資金調達は、間接調達のほかコマーシャル・ペーパー等の直接調達も含まれており、調
達環境の変化によっては資金調達に影響を与える可能性があります。


③信用リスクについて
リース取引等は、取引先に対し比較的長期間(平均5年程度)にわたり、賃貸という形で信用を供与する取引
で、取引先からリース料等を全額回収して当初の期待利益が確保されます。したがって、当社は取引先毎の厳格
な与信チェック、リース物件の将来中古価値の見極め等により契約取組の可否判断を行うとともに、信用リスク
の定量的なモニタリングにより営業資産のポートフォリオにおける信用リスクをコントロールし、信用リスクを
極小化するよう努めております。また、取引先の信用状況が悪化しリース料等の不払いが生じた場合には、リー
ス物件の売却又は他の取引先への転用等により可能な限り回収の促進を図っております。
さらに、信用リスク管理の観点から日本公認会計士協会の「リース業における金融商品会計基準適用に関する
当面の会計上及び監査上の取扱い」(業種別監査委員会報告第19号)に基づき、「金融検査マニュアル」(金融
庁)に準じた資産の自己査定を実施しております。
なお、この結果、平成30年3月期における「破産更生債権及びこれらに準ずる債権等」に対する信用部分は
8,400百万円であり、これに対して100%の引当を実施し、全額を取立不能見込額として直接減額しております。
しかしながら、今後の景気動向によっては企業の信用状況の悪化により新たな不良債権が発生し、当社グルー
プの業績に影響を与える可能性があります。


④諸制度の変更リスクについて
当社グループは、現行の法律・税務・会計等の制度や基準をもとに、リース、レンタル、割賦販売、貸付等を
はじめとする総合金融サービスの提供を行っております。これらの諸制度が大幅に変更された場合には、当社グ
ループの業績に影響を与える可能性があります。

 

⑤その他のリスクについて

その他、事務の不適切な処理等が行われる事務リスク、ITシステムの障害・誤作動が発生するシステムリスク、法令・社会的規範に反するコンプライアンスリスク等のオペレーショナルリスクやオペレーティング・リースの見積残存価額等が当初の想定水準を下回る価格変動リスク等が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。